こんにちは、今月の中旬からカリフォルニア大学バークレー校(以下UC Berkeley)に留学する現在三年生のHです。現在エアパンゲアで国際交流サポートのインターンをしています。
私は現在国際基督教大学(ICU)の三年生で、校内の交換留学プログラムを利用してカリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)に8月から来年の5月まで留学します。
このブログを通して、留学を考えている中高生や大学生に、留学の苦労や喜び、発見のリアルについてお届けし、留学へのアドバイスができたらなと思います。
今回は初回ということで、私が留学する理由と金銭面のお話をします。
私が交換留学先でカリフォルニア大学バークレー校を決めた理由は異文化交流と移民問題についてより深く学べると思ったからです。特に、東京よりも移民の割合が非常に高いバークレーで、人々がどのように異文化を受け入れているのかを実際に目の当たりにし、グローバル研究を通じて学びたいと思いました。これにより、将来日本、特に東京での移民の受け入れ方について探るための視点を得られると考えています。
また、世界各国から集まる学生たち、Cal performanceやUC Berkeley Art museumなどの芸術施設や世界一の蔵書数を誇る図書館など移民の歴史や文化、人々の生活を様々な観点から学ぶことができるリソースが豊富だからです。
私はこの交換留学のために英語を重点的に勉強しました。なぜなら英語ができないとコミュニケーションができず交換留学というせっかくの場を台無しにしてしまうからです。
私はIELTs Overall6.5を目標とし英語の勉強に励みました。IELTsを受けていくにつれて私は会話とライティングの分野が特に苦手だと痛感し、重点的にトレーニングしました。大学がライティングサポートセンターというエッセイや論文の添削をしてくれるサービスを提供しており、私はそこでIELTsのライティングの添削をしてもらいました。また、当時ICUの寮に住んでいたので一緒の寮に住んでいるアメリカ人の友達に私のスピーキングの添削をしてもらいました。その結果、無事IELTs6.5の目的を達成できました。その後はICUで英語で教えられている授業を重点的に受けアカデミックの場で使われている英語に慣れるようにしました。ただ英語で教えている教授の多くが非英語圏出身なので、現地の英語で教えられる授業はICUで受けてきた授業に比べてはるかに難しいものではないかと今からドキドキしています…。
皆さんの多くが留学費について心配していると思います。特に今は円安がひどく、たとえ授業料がICUの授業料で賄えられる交換留学だったとしても負担額が相当なものになっています(ICUの学費は年間およそ150万円に対し、UC Berkeleyは留学生の場合52,269ドル、約780万円です。)。
・例えば寮費や食費。私はIhouseというUC Berkeleyの真隣にある国際寮に住む予定です。そこは食事を平日は三食、休日は二食提供してくれる寮ですが、学校の学期期間内、九ヶ月で約320万円!
・またアメリカへ留学するには保険の加入が必須です。もし怪我してしまった場合保険に入っていないと信じられないくらい高い金額が請求されます。大学も指定の保険に入るよう義務付けています。40万円。
・そしてアメリカへ留学するにはワクチンの接種は必須です。UC Berkeleyに留学するには大学に水痘、破傷風、髄膜炎などの予防接種の証明やツベルクリン検査の結果を提出しなければなりません。私は予防接種の一部幼少期に受けていましたが、それでも四本打たなければなりませんでした。保険適用外で約78000円。
そのほかにも交遊費、11月にボストンキャリアセミナーに行く予定なのでボストンまでの渡航費と宿泊費、日用品の購入費などなどが加わってきます。
このように留学にはとてもお金かかるのです。それがたとえ授業料が自分の大学の学費だけで済む交換留学だとしても!
そこで私は公益社団法人業務スーパードリーム財団の奨学金を取ることにしました。この財団は若者の活躍を奨学金を通して応援する財団で、今回の留学する学生への奨学金もその応援の一環であるそうです。私はこの奨学金で一時金25万円、奨学金月額20万円(給付)の支援をしていただくことになりました。ぜひ留学を検討している方はこの奨学金も視野に入れてください。
次回はUC Berkeleyに実際に到着した様子をお伝えします!乞うご期待!
引用
画像:SASAKI, ”UC Berkeley Releases Visionary Campus Master Plan”, https://www.sasaki.com/voices/uc-berkeley-releases-visionary-campus-master-plan/
閲覧日時2024年8月1日
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