こんにちは、2024年8月中旬からカリフォルニア大学バークレー校(以下UC Berkeley)に留学している現在三年生のHです。
このブログを通して、留学を考えている中高生や大学生に、留学の苦労や喜び、発見のリアルについてお届けし、留学へのアドバイスができたらなと思います。
今回はニューヨーク旅行で気づいたアメリカの西海岸と東海岸の違いとウィリアムズバーグについてです。
ニューヨーク旅行
私は一月の八日から一五日までニューヨークに旅行しました。以前も何度かニューヨークに行ったことがありましたが、このバークレーの留学からなのかニューヨークへの印象がガラッと変わったので紹介します!
以前ニューヨークに訪れた時は『汚い…』、『臭い…』(特に地下鉄)と思っていましたが、バークレーで過ごしてみると意外に気にならなかったです。
以下が私が感じたバークレーとニューヨークの違いを表にまとめたものです。今回1週間しか滞在していないのと、マンハッタン島で主に過ごしていたのであまり参考にならないかもしれませんがアメリカの西海岸と東海岸の違いを感じていただけたらと思います。
バークレー (Berkeley) | ニューヨーク (New York) | |
気候 | 温暖で過ごしやすい。ずっと晴れ | とにかく寒い(冬は。マイナス六度に達したことも) |
建物 | カジュアルな雰囲気。カラフル | 厳かな雰囲気。全体的に茶色 |
公共交通機関 | Bartがあるが高くて結構待つ(10分程度) | 地下鉄が安価で便利。頻繁に来る(頻繁なところだと数分おき) |
自然 | 自然に囲まれている。ハイキングスポットも多い | セントラルパーク以外はあんまりない |
治安 | ホームレスが多いので悪い。 | ホームレスはいるもののそこまで悪くはなさそう(1週間しかいないのでなんとも言えないが) |
匂い | ホームレスが尿臭いのと大麻臭が強いのでとにかく臭い | 地下鉄は古いのでカビ臭いがそれ以外は気にならない。 |
街の特徴 | 結構センスのあるグラフィティー(落書き)が多い | 道路から煙がたくさん出ている(地下鉄の排気口だそうです) |
人々のファッション | 薄着で露出が多い。 | 黒! また厚着が多い。 |
人柄 | 優しい。 | 優しい。 |
ニューヨークは滞在したのが冬でしかもマイナス六度にもなる厳しい寒さだったので街中にいるホームレスはとても少なかったです(反対にバークレーは冬でも日中15度を上回ることが多く比較的外でも過ごしやすいことから)ただ、現地で住んでいる方の話を伺ったところ実は閉店したお店の中で過ごしていることもあるようでただ表に出ていなかっただけかもしれませんが…。ただ、なぜかバークレーのホームレスの多くが尿臭かったのに対してニューヨークのホームレスはあまり臭くなかったです。(これは私の予想ですがおそらくバークレーはヒッピー発祥の地でもあることから大麻を吸う人が多く排泄器官が緩くなってしまっている人が多いからかなと思います。)
またニューヨークとバークレーの比較で外せないのは人々のファッション。ニューヨーク、特にセントラルパーク近くのコロンブス通りなどはおしゃれな服屋さんが数多く並びます。それなのにニューヨーカーのファッションは黒一色。黒のズボンに黒のダウン、黒のイヤーマフをつけているといった具合です。むしろ観光客がカラフルなおしゃれな服装をしていて目立っていました。ニューヨークで目立たない服装をしたいなら黒一色です。
周りの人は西海岸と東海岸の人柄は全然違う、西海岸の人の方が優しいのに対して東海岸の人は冷たいといっていましたが私はそう思いませんでした。むしろニューヨークの人は荷物を持ってくれたり、鞄を開けっぱなしにしているところを教えてくれたり、写真を快く受け入れたりしてくれました。

ブルックリン、ウィリアムズバーグ
ニューヨークに来たら外せないのがブルックリン。ニューヨークに行く際最初につくであろう場所、JFK(ジョン・F・ケネディ空港)もブルックリンに位置しています。
今回の旅行で行った場所はWilliamsburg(ウィリアムズバーグ)。ここはユダヤ教の中でも最も厳格な人々が住んでいる地域です。
実はニューヨークとユダヤ教の繋がりは非常に強く、ベーグルを持ち込んだのもニューヨークタイムズ紙を発行したのもユダヤ人です。私はたまたまこの地に訪れましたが、ニューヨークにいるユダヤ人を見てみたい人はいい場所かもしれません。ただ、あまり観光にはお勧めできません。なぜなら観光客は確実に変な目で見られるからです。ユダヤ人厳格派の方はみんな黒い服装をしています。男性は黒いコートと白いシャツにシルクハットやshtreimelと呼ばれる毛でできた帽子に特徴的なもみあげをしており、女性は鬘に帽子、黒いワンピースに黒いハイヒールを履いています。また皆スマホは持っておらず、電話とメール機能しかないガラケーを使っています。(ユダヤ教の教えでインターネットを使えないから。)さらに、みんな英語ではなくユダヤ教の言語の一つのイディッシュ語を使っています。英語も話せますがユダヤ人同士の会話はイディッシュ語でした。そんなところにカラフルな服装でスマホでバシャバシャ写真を撮るのは悪目立ちもいいところ。やめた方がいいです。ちなみに私は人があまりいない場所でしか写真を撮らないようにしました。

ウィリアムズバーグに行ったらぜひ行って欲しい場所があります。まずはスーパー。スーパーは基本的にユダヤ教の教えに沿ったものしか置いておらず、ユダヤ教独特の食事、例えばパスタの一種であるfarfel(ファーフェル)が数多くあり私もお土産で買いました(使いこなせるかは不明ですが。)そしてハヌカのメノラのように蝋燭をいっぱい使う機会が多いからか蝋燭も多く見かけました。ちなみにお店の店員はメキシカン系が多かったです。基本的にユダヤ人厳格派の方は宗教の勉強を一生し続け金儲けはしないことからだそうで、私は彼らに少しシンパシーを感じました。またパン屋さんも面白かったです。基本的にユダヤ教に沿った質素なパンばかりで、味もシンプルでした(あまり美味しくなかった。)。もちろんベーグルも置いてあり、このベーグルはとても美味しかったのでウィリアムズバーグに来たならパン屋に行ってベーグル食べるべきです!

Comments