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UC Berkeley Diary ~March 2~

こんにちは、2024年8月の中旬からカリフォルニア大学バークレー校(以下UC Berkeley)に留学している現在三年生のHです。

このブログを通して 、留学を考えている中高生や大学生に留学の苦労や喜び、発見のリアルについてお届けし、留学へのアドバイスができたらなと思います。

今回は1週間の春休み中に行ったコンサートと旅行についてお話しします!

 

アメリカのコンサート


Berkeleyの春休みは3月の下旬、21日から1週間ほどありました。そんな春休みの最初を飾ったのがコンサート(ライブ)。私はサンフランシスコ、Chase Centerで行われた鄧紫棋(Deng Zi Qi, G.E.M.)のコンサートに行きました。彼女は香港人で中華圏では誰でも知る大変有名な歌手です。

彼女を知ったきっかけは高校生の時、日中の文化交流プログラムに参加した際に出会った中国の高校生。彼女が中国ではこの人が有名なんだよって教えてくれて、代表作である『光年之外』を聞いて興味を持つようになりました。そこから中国語を学んで歌詞の意味や拼音がわかるようになってどんどんのめり込んでいきました。そんなある日、「いつか彼女のコンサートに行きたいな」と考えてました。しかし彼女のコンサートはほとんど中国大陸か台湾か香港で日本に一度もコンサートしに来たことはないですし、これからもなさそうでした。どうしたものかと考えていたところ、現在彼女は『I AM GLORIA 世界巡回演唱會』というワールドツアーを開催しており、サンフランシスコで1週間後にコンサートすることを耳にしました。チケットの値段は安くても260ドル、4万円ほどでしたが(ちなみに2階席ステージ正面前から五列目ほどでした:ちなみにステージ前の一番いい席は600ドル、10万円程です)中国や香港の飛行機代を考えると断然安いと思いチケットを買いました。

コンサートは夜の8時に開始、おそらく終了するのは夜の11時くらいになるので一人で帰るわけには行きませんでした。誰かコンサート一緒に行ける人いないかなと探していたところ、なんとI-Houseに一人いました!台湾人の子でしたが、我がネットワークの強さには驚きでした。(ちなみにインスタグラムのストーリーやWe Chatの朋友圈に『誰か鄧紫棋のコンサート行きませんかー?』って声かけたところ、かなりの中華系の友達が反応していました。さすが鄧紫棋…)

さて、友達と一緒にコンサート会場に着いたところ、待っていたのは長蛇の列。アメリカのコンサートはセキュリティチェックが厳しく、スマホポーチ程度の大きさのバックなら持ち込みができますが、それ以上の大きさの荷物を持ち込みたい場合は中身の見える透明なバックを持ってくることを推奨されるほどです。他にも、金属製の水筒や開封済みのペットボトル、デジタルカメラやペッパースプレーなども持ち込みできませんでした(但しスマートフォンや双眼鏡は持ち込めました。)私はペッパースプレー、友人はデジタルカメラを持ってきていて、『持ち込みできない』と言われ、荷物を預ける場所もなく困ってしまいました。するとセキュリティガードの方から、『そこらへんの草むらに隠しておけば?』と提案。草むら…と思いながらも他になすすべなかったので仕方なく隠しました。(コンサート終了後無事救出できました。)

さて、セキュリティーチェックも終え会場内に入るとあたりは人、人、人!しかも驚いたことに会場内は英語よりも中国語と広東語の方が聞こえました。ここは本当にアメリカか?と錯覚を覚えたほどです。物販コーナーは長蛇の列ができていてとてもではないですが買えませんでした。席に着くとペンライトが各席に置いてあり、いよいよワクワクは絶好調。いざコンサートが始まると、ペンライトと叫び声でものすごい熱狂。ステージは大きなモニターを中央部に、左右に鄧紫棋が歌う様子を写した小さめのスクリーンがあり、歌詞も書いてありました。しかし歌詞には英語訳が一切書いてありませんでした(英語訳を見たのは途中合間合間で流れるコンサートオリジナルドラマの字幕のみ)。そして鄧紫棋は英語が話せるはずなのに、なんとMCは全部中国語。最初の方はゆっくり話していたので理解できましたが、途中から早口になり難しい語彙も使うようになりわからなくなってきました…。(ちなみに私はHSK4級を持っています。)中国語もう少し勉強すべきだと反省しました。ちなみにコンサート中は撮影Ok。スマホで撮影や録画をしている人も多くいました。私も撮影や録画をしようとしましたが、スマホの性能が悪すぎて全く撮れなかったのですが、後でウェブサイトでファンが撮った綺麗な写真やビデオが多く上がっていたので、無理に撮る必要はなさそうです。一部MCの中国語は聞き取れませんでしたが、彼女の力強い、素晴らしい生歌と豪華な演出を存分に楽しみ大変大満足でした!

実はアメリカ、特にカリフォルニアでは海外アーティストのコンサートが行われる機会が大変多くあります。という中華圏だと鄧紫棋の他に(彼女はサンフランシスコのほか、ラスベガス、トロント、ニューヨークでコンサートをしていました。)五月天(Mayday)が3月にラスベガスでコンサートしていたり、5月下旬には『雨爱』で有名な杨丞琳(Raine Yang)がロサンゼルスなどでコンサートするようです。また、KpopではaespaやIVEがカリフォルニアでコンサートしていました。日本でもAdoが七月にサンノゼでコンサートをする予定だそうです。日本の歌手やKpop など日本で多く公演をやっている歌手は日本の方がチケットが安いので日本で見た方がいいと思いますが、日本でなかなか公演をしない歌手はアメリカで楽しむのもいいと思います!(ちなみに『Girlfriend』で有名なAvirl Lavigneのサンパウロのコンサートが24ドルで売られているのを目にした時にはいいな、と思いました。もちろんブラジルに行く渡航費が高いのでアメリカのコンサートに行った方が安いのですが、場所によってこんなにもチケット代が変わるのか、と実感した瞬間でした。)

鄧紫棋 I AM GLORIA 世界巡回演唱會 三藩市
ちなみにこの紫のペンライト、公演中は曲によって自動的に色が変わる優れものでした。

 

旅行


そんな鄧紫棋のコンサートの熱が冷めない中、翌日私はIHouseとRotary Club of Reddingが主催するReddingという北カリフォルニアの都市の小旅行に参加しました。この小旅行は国際生限定、4泊5日で、費用は全てRotary Clubが払ってくれているのでなんと参加費無料。Rotary Clubのメンバーのお家にホームステイさせてもらうという豪華な小旅行でした。今回の小旅行にはスキーやクルーズ、カリフォルニアで一番大きいShasta ダムの見学など盛りだくさんで、ホームステイを通してアメリカの田舎の暮らしを学ぶこともできました。

今回この旅行でお世話になったのはSalter一家。一家のお家は大変大きく、四人家族暮らしでさらにホームステイする学生が五人泊まっても十分に過ごせるほどの大きさでした。父も母も大学院卒の博士号を持っており、それぞれの二人のキャリアや博士号の勉強などの話をする機会に恵まれ、今就活中で将来について悶々と悩んでいる中非常に参考になりました。博士号はやはり学びたいこと、探究したいことを明確に持っていないといけない、何より勉強好きでないと続けられないと言われ、まだやはり大学院で学びたいことが明確に決まっていないので就職に進もうかなと考えました。それと同時にSalter一家の豪華な暮らしを見て、バークレーで散々ホームレスを見てきたのでアメリカの貧富の格差は相当大きいことを実感しました。

今回の旅行で特に印象に残っているのはShastaダム。カリフォルニア一番、アメリカで2番目に大きいダムであるためその壮大さに驚かされましたが、何より面白かったのはその歴史。世界恐慌により失業率が上がっていく中、働き口のためにShastaダムの建設が計画されました。(それ以外にも洪水の被害が大きかったことも挙げられますが)真珠湾攻撃によりアメリカが第二次世界大戦で日本と戦う中、この大規模なShastaダムの建設はアメリカの国力をより強固にするプロジェクトとして考えられていたそうです。日本が国をあげて鉄を回収したり貧相な食事をして国をあげて戦争に力を注いでいた傍ら、アメリカでは巨大ダムが完成に近づいていたという経済的、工業力的余裕さが垣間見えて衝撃でした。ちなみにこのShastaダムの見学の際、テレビクルーが取材に来ており、私はテレビのインタビューを受けました。インタビューでShastaダムの壮大さや技術力に驚いたと話し地元のテレビにも出演しました。


Shasta Dam

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