こんにちは、2024年8月中旬からカリフォルニア大学バークレー校(以下UC Berkeley)に留学している現在三年生のHです。
このブログを通して、留学を考えている中高生や大学生に、留学の苦労や喜び、発見のリアルについてお届けし、留学へのアドバイスができたらなと思います。
今回はボスキャリと怒涛のボストン旅行についてお伝えします。
ボストンキャリアフォーラム
大学生、特に3年生、4年生の頭を悩ませていること。それは進路です。大学院に行くか、就職するか、就職するにしてもどの会社にするか、官公庁に就職するか…など悩みの種がつきません。それは留学している大学生も同じこと。私も現在絶賛悩んでいることころです。
というわけで、ボストンで開催された 『ボストンキャリアフォーラム』に参加してきました。
この『ボストンキャリアフォーラム』はキャリアフォーラムが開催している、主に日本の学生(交換留学生や海外の大学に進学している学生)に向けた海外で行われる(一部国内で行われるものもあります)キャリアフォーラム、いわゆる就活イベントです。このイベントの魅力はその場で内定がもらえる可能性があるということ。キャリアフォーラム内では面接ブースがありそこで最終面接まで進めることができます。(しかしそこまでに行くには事前準備が必要で、私も事前にESを提出したり面接を受けたり、筆記試験をしました)
このボストンキャリアフォーラム期間中はボストンの街角で白黒スーツ(いわゆる就活スーツ)を身に纏った人々がたくさん集合しているという異様な光景を見ることができますので11月にボストンに行くかたは注目してみても面白いかもしれません…。
私は残念ながら内定を得ることはできませんでしたが、将来就職したい会社や進みたい進路を見つけることができたので参加して良かったと思いました。
ただ今回のブログの本題はこれではありません(そんなに就活の話を聞いても面白くないでしょう?)
怒涛のボストン旅行
私は11月15日から17日に行われたボストンキャリア(以下ボスキャリ)のため、前日の11月14日に飛行機に乗りました。とはいえ飛行機は夕方の5時出発だったので午前中の授業を受けて大急ぎでオークランド国際空港に行きました。ちなみにアメリカの国内線の場合出発前2時間までに空港に着くのがいいです。一回1時間前にギリギリに空港についた時は飛行機に間に合うか間に合わないかの瀬戸際になって大慌てだったので、審査や荷物検査の時間も考慮して2時間前までに着くようにしましょう。
行きはデルタ航空を使用、オークランド空港からユタ州のソルトレイクシティにトランジットとして一時滞在(いわゆるトランジット:直通の飛行機よりも時間はかかるが代金を安く済ませられます)し、その後ソルトレイクシティからボストン空港まで行きました。デルタ空港はネット上ではあまりいい評判ではないのですが(日本の素晴らしい全日空や日本航空と比べてアメリカの航空会社は遅延やロストバゲージが多いので全体的に評価は低いです)、座席もゆったりし、サービスもとても良く、機内のお菓子もとても美味しかったので私は大満足しました。
その後ボストンに到着したのが現地時間(ちなみにバークレーとボストンで3時間の時差があります。つまりバークレー時間で朝の3時)朝の6時に到着したので、9時に開催するボスキャリまで全然時間がないことから一旦ホテルで荷物を預けて直接ボスキャリの会場に行きました。飛行機内で少し休んだとはいえ十分な睡眠は取れませんでしたがそのままボスキャリに参加し、企業の説明会に参加したり、企業の方から面接を受けませんかと誘われ面接を受けました。なんとか8時間ものイベントを終え、夕食を食べてホテルに帰りました。ちなみにボスキャリでは運良く最終面接まで進めるとディナーに招待されるという話もありますが、運悪く私はディナーに誘われませんでした。

翌日は気分転換も兼ねて一日ボストン観光の日にしました。ボストンは学園都市でかの有名なMIT(マサチューセッツ工科大学),ハーバード大学やボストン大学などの著名な大学が密集している都市です。今回はMITとハーバードに行きました。MITとハーバード大学は歩いて30分という距離にあるので一緒に観光するのもおすすめです。まずはMITがあるKENDALL/MIT駅に到着、そしてMITにトコトコと歩いて行きました。残念ながら行った日が日曜日だったこともありあまり学生には会えませんでしたが、キャンパスの節々で見られるMITらしい面白い建築物やアートに触れることができました。
続いてハーバード大学まで歩いて行きました。ハーバード大学への道中で、学生街であるからかおしゃれな古着屋さんや文房具屋がたくさんあり、ショッピングを楽しむことができました。そうこうしているとハーバード大学に到着。日曜日とはいえ人気の観光地なのかかなり多くの人がいました。ハーバード大学は近代的でモダンな印象だったMITとは真逆でクラッシくで森に囲まれたキャンパスでした。こんなキャンパスなら勉強も捗りそうだと思いながらお土産を買って帰路(ホテル)につきました。
三日目は再びボスキャリ。この日は最終面接を含めた面接が三つほどあり、また3時(ボストン時間)には帰りの飛行機に乗らなければならなかったので忙しい一日でした。面接を終えた後急いでボストン空港に行き、まずはオーランド行きの飛行機に乗りました。航空会社は行きとは異なりSpirit航空を使いました。ちなみに2回トランジットがありました。
この名前を聞いて気づいた人もいるかもしれません。そう、ついこの間経営破綻が報道されたあのSpirit航空です。まだ航空運営は行なっていますが、値段は安いもののサービスが悪いことで悪い意味で有名な航空会社で今回の帰りの旅行もそのサービスの悪さに悩まされました。まずは飲み物やお菓子が出ないこと。行きのデルタ航空は先ほども話した通り、美味しいお菓子やジュースなどを提供してくれました。しかしSpirit航空、ジュースやお菓子どころかお水までお金を請求します、しかもペットボトル一本で五ドル(750円)!国内線の場合空港内で購入した水やお菓子を飛行機内に持ち込むことができたのでそれで私は凌いでいましたが、お水がなかったと考えるとゾッとします。加えて座席のリクライニングができないこと。今回は3回乗り継ぎで使い、一回は何故か2番目にいい席でしたが、その席でさえもリクライニングができませんでした。さらにさらに、今回ロストバゲージの被害にも遭いました。こちらは後々話して行きます。

途中のラスベガス観光
ボストンからオーランドに飛行機でいき、1時間ほどの滞在の後、オーランドからラスベガス行きの飛行機に乗りました。そしてなんとラスベガスは8時間ほどの滞在時間がありました(飛行機がラスベガスについたのが夜の10時でオークランド行きに出発するのが朝の7時でした)。しかも真夜中!普通の人なら寝る時間なので空港で一夜を明けたりするのですが、私は『せっかくラスべガスにいるのだから観光しよう!』と観光しました。なんとびっくりすることに、ラスベガス空港からラスベガスの市街地まで連れて行ってくれるバスが一日中運行していたので(運賃三ドル)、私はそのバスを使って市街地へ観光しました。謎の球体の形をした劇場で有名なLas Vegas Sphereやラスベガスのカジノもしっかり見てきました。さすが眠らない街。夜の2時3時でもお店やバー、カジノが開いていて観光を十分に満喫できました。また、夜でも賑やかな繁華街がある一方で少し離れたところには安い賃貸アパートが集まるエリア(そしてホームレスが多く集まり治安が悪い)もあり、ラスベガスとはいえ花形の部分とそうではないほぼ闇の部分の両方があることがよくわかりました。

朝の5時ぐらいに空港に戻り、少し休憩してオークランド空港行きの飛行機に乗りました。
ロストバゲージ
オークランド空港について、さあ荷物を取ろうと手荷物受取所に行ったら、なんと私の荷物はいつまで経ってもやってこない!カウンターに聞いたところ、私の荷物をラスベガスにおいてきたとのこと。いわゆるロストバゲージが発生しました。MITやハーバードのお土産がたくさん入っていたのでショックでした。カウンターの人曰くラスベガスからの飛行機はその日に他に二本あるからすぐに帰ってくるとのこと。オークランドに荷物が来たら連絡するねーと言われ少しほっとして寮に戻ってきたものの、いつまで経っても連絡が来ない!その日の夜に連絡してみたところ私の荷物はまだラスベガスにあったそうです。何度も何度も連絡しても対応が遅く、しかも『明日の7時半から電話してね』とか言われました。そうこうしていると一日、二日、と経って行きました。一応保険に入っていたことから手荷物に入っていた必需品の購入の建て替えはできましたが、ずっと荷物が戻ってこないのはとても心配でした。
三日後、荷物がオークランド空港に到着したという連絡を受け、その日の夕方に荷物を受け取ることができました。また、手荷物預けの代金は返金してもらえました。アメリカの航空会社はよくロストバゲージを起こすみたいで、特に何回もトランジットするとその分ロストバゲージの確率も上がります。今回帰りに使用したSpirit航空はロストバゲージの確率がとても高いそうです。

いくら値段が安いとはいえもうSpirit航空は使わないです。
ちなみに先ほど話したSpirit航空の経営破綻のニュースはオークランド空港についた時に知りました。The EconomistなどのニュースサイトではSpirit航空のサービスに対して辛辣なコメントを記載していました。
参考:The Economist, "Spirit’s woes reveal the dismal state of America’s budget airlines"
皆さんもアメリカ国内で飛行機を使う際は値段だけでなく航空会社の評価も確認するようにしてください。
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