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UC Berkeley Diary ~October 1~

こんにちは、今月の中旬からカリフォルニア大学バークレー校(以下UC Berkeley)に留学する現在三年生のHです。

このブログを通して、留学を考えている中高生や大学生に、留学の苦労や喜び、発見のリアルについてお届けし、留学へのアドバイスができたらなと思います。

今回はI-HouseのイベントとCal performanceについてお伝えします。


 

I-Houseのイベント

I-House(International House)は現在私が入寮している寮です。入寮生の80%が世界各国から来ている国際色豊かな寮です。そんなI-Houseでは様々なイベントが行われています。今回はそのイベントの一部分をご紹介します。


DiversiTea

DiversiTeaは多様性を意味する”Diversity”とお茶会のニュアンスを持った “Tea”を混ぜた造語で、毎月隔週水曜日、夕食後の8:30~9:30に行われるイベントです。このイベントは各国の学生が自分たちの国の文化や習慣を紹介するイベントで、過去にはアメリカ、ポーランド、スカンディナビア半島の三国(ノルウェー、デンマーク、フィンランド)、ギリシアとキプロスのDiversiTeaが行われました。各国の料理が振舞われたり、ダンスや楽器の演奏、そしてみんなで参加する各国のダンスのパーティーが行われ、とても豪華です。

また、食堂もこのDiversiTeaに合わせて、DiversiTeaを行う各国の料理も振舞われます。例えばポーランドはポーランドのドーナッツやイチゴと柘榴のジュースが出たり、スカンディナビアの時はミートボールが出てきて、各国の料理を楽しむことができます。ただ寮生みんな口を揃えて『本場の味と違う』『アメリカナイズされている』と言っていますが。


ちなみに日本も例年参加していて、今年度は来年の2月に参加する予定です。私もお手伝いする予定なので日本のDiversiTeaが開催されたらブログでお知らせします。


ルーマニアのDiversiTeaの写真。この小物すべて一人の生徒が持ってきたものらしい。


Drag conversation 

10月17日に、カミングアウトデーが11日だったこともありI-Houseでドラッククイーンとドラックキングの方々の講演会がありました。ちなみにドラッククイーン、キングとは主にトランスジェンダー誇張した女性らしさ、男性らしさを表現するパフォーマーのことで、ここカルフォルニアでは大学のオリエンテーションでドラッククイーンショーをするほど浸透しています。(ちなみにGBO;golden bear orientationというUC Berkeleyのオリエンテーションにもドラックショーがあるほどです)

この講演は彼、彼女たちがドラックショーに惹かれていく話や、LGBTQに関する質問に対する返答など普段なかなか聞けない話が多く大変面白かったです。特に『自分のしたい表現方法ですればいい』という言葉には深く感銘しました。多様な民族やバックグランドを持った人が多く集まっているアメリカでも外見や出自によって「こうあるべきだ」というステレオタイプを押し込まれてしまうことが多々あるようです。例えばアジア系の外見を持ったドラックキングの場合、アジアンな服を着て扇子を使った演出を求められたと話していました。ただ彼はそれに疑問を持ち、自分らしい表現でドラックショーをしているそうです。

自分らしい表現でショーをしていく彼ら彼女らをみて、なぜアメリカ、特にカリフォルニアでドラックショーが支持されているのか分かったような気がしました。



本編と外れてしまいますがドラッククィーンの数学書を発見。現在読書中ですが大変面白いです。

 

Cal Performance

UC Berkeleyはなんでも規模が大きいです。図書館は合計20を超えますし300人が収容できる教室も、美術館(BAMPFA)だってあります。

Cal Performanceもその一つ。大学構内にZellerbach Hallという大きなホールがありそこで定期的にCal Performance というプロの演奏家やダンサー、パフォーマーがパフォーマンスする公演会があります。学生にとって嬉しいことはそのチケット代。一般客だとチケット代は場所と公演によって変わりますが30~70ドルほど、一方学生は公演2週間切ると全席10ドルで提供されます。プロのパフォーマンスをとてもお手頃な価格で楽しめるのです。(あまり学生間での知名度なさそうですが。)


私は今回Jordi Savall, La Capella Reial de Catalunya, and Hespèrion XXIという初期の弦楽器のパフォーマンスを鑑賞しました。このHespèrion XXIというアンサンブルグループは隣に座っていたおばさん曰くBerkeleyに年に一回しか来ないというアンサンブルグループでこの公演を鑑賞できて非常にラッキーだと言っていました。初期の弦楽器が現在のビオラとチェロの中間のような楽器で音もチェンバロ(こちらも初期のピアノ)に似ていて大変興味深かったの同時に声楽隊も一緒に演奏していて、そちらの声楽の公演も大変素晴らしく、充実した時間を過ごせました。

例年春には、隣のおばさん曰くアメリカの実力ダンスパフォーマーがCal Performanceで公演をするみたいなのでそちらも鑑賞したいです。


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