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UC Berkeley Diary ~September 1~

こんにちは、今月の中旬からカリフォルニア大学バークレー校(以下UC Berkeley)に留学する現在三年生のHです。

このブログを通して、留学を考えている中高生や大学生に、留学の苦労や喜び、発見のリアルについてお届けし、留学へのアドバイスができたらなと思います。

今回は授業と大学のサークルの様子をお伝えします。

大学フットボールの試合(Cal Vs Davis)の様子。 大学にはこんなに大きいスタジアムもあります

 

授業

私は今学期、三つの通常授業とDeCalと呼ばれる生徒が運営する授業を一つ、そして体育を一つとっています。それぞれの授業について説明します。

まずは通常授業(大学の教授やティーチングフォローやティーチングアシスタントといった大学院生が行う授業)。私は『Muslims in America (アメリカ国内のムスリム)』『Race and Order in the New Republic (新共和国での人種と階級)』

『Cross-Cultural Communication(クロスカルチャーコミュニケーション)』の三つです。


『Muslims in America (アメリカ国内のムスリム)』はアメリカ国内にいるムスリム(イスラム教信仰者)についての授業です。ムスリム、イスラム教の基礎知識から始まり、現在は18世紀、三角貿易でアメリカ大陸に連れられたアフリカからの黒人奴隷の一部がムスリムであった話題を取り扱っており、大変興味深いです。私は当初湾岸戦争や9.11によるアメリカ国内のムスリムに対する風当たりについて取り扱うと考えていたので、アメリカ国内のムスリムはかなり長い歴史を持つことに驚きました。

『Race and Order in the New Republic (新共和国での人種と階級)』は映画や小説などアメリカのポップカルチャーを切り口にアメリカ社会を多方面的に分析する授業です。現在は西洋劇からアメリカのアイディンティティ、特に男らしさを強調する社会の形成について学んでいます。私は正直アメリカの映画(特にハリウッド映画)には興味がなかったのですが、ハリウッド映画にアメリカ社会の特徴が滲み出ていると学んだので鑑賞してみたいです。

『Cross-Cultural Communication(クロスカルチャーコミュニケーション)』は大学内のサークルや宗教団体、地域のボランティアサークルに所属してその団体の特徴をレポートにまとめる授業です。私は、BAMPFA SCという大学の美術館の学生団体に所属し(後述します)その団体の活動についてレポートを書く予定です。


次にDeCal。このDeCalとは先述の通り生徒が運営する授業で、パイソン初歩講座、デジタルアート講座、コンポスト講座など面白い授業が勢揃いです。私は『UCBUGG: 3D Modeling & Animation』という3Dアニメを作る講座をとっています。この授業は3DソフトMayaを使って3Dモデリングやアニメの構成など基礎分野からしっかり学んで、最終的に三、四人のグループで1分ほどのアニメーションを作る講座です。

そして最後に体育の授業。私は今学期ハイキングの授業をとっています。ただし、この授業は秋学期後半、10月から始まるのでまだ詳細は書けません。


以上、今現在とっている授業の簡単な説明でした。単位は15.5単位で周りの友人曰く多すぎず少なすぎず、だそうです(最低単位数は私の学部 L&Sの場合13単位)。


まだ授業始まってから一ヶ月も経っていませんが、アメリカの大学の授業は日本の大学に比べてディスカッションが中心です(ちなみにICUの授業もアメリカの大学を模倣しているのでディスカッションが多いです。ただ私の周りの友達が通っている他の大学では講義型の授業が中心だそうです。)。授業中発言していないと先生から『この人やる気ないな』と成績評価も下がってしまうので私は授業中最低一回は発言するようにしています。また、宿題もかなり多いです。例えば「この本のこの一章を読んでください(41ページ)」、「このファイルにあるもの全部読んでください(合計30ページ)」が一週間に一つの授業につき2回ほど出されます。それに加えて3Dアニメーションの原案作成やレポートなども入ってきます。授業自体はあまり大変ではないですが、宿題をこなすのが大変です。ただ、自分の好きなものや興味のあるトピックなのであまり苦しくはないですが。


とある平日の1日。 『自由時間』でも宿題している時があります。

 

サークル事情


UC Berkeleyは日本の大学では考えられないくらい多種多様なサークル活動があります。大学内にある学生団体は公認のものでなんと1200以上。授業開始一、二週間はサークル勧誘で大学構内が大変賑やかです。アメリカの大学では日本ではあまり馴染みのないコンサルサークルやそれぞれの民族の学生団体(日本人の学生団体もありました)、LGBTQに関するサークルなども数多くありました。

私は現在コーヒーサークルとBAMPFA Student Committeeに所属しています。

コーヒーサークルはその名の通りコーヒーを嗜むサークルで週一回、土曜日か日曜日に近所のコーヒー屋さんでコーヒーを飲みながらワークショップを行っています。私はコーヒーが好きでしたが、寮のコーヒーがあまり美味しくないので近所で美味しいコーヒーを飲みたいと思い加入しました。

BAMPFA Student CommitteeはUC Berkeleyの美術館、BAMPFA (Berkeley Art Museum and Pacific Film Archive)で活動する、BAMPFAの魅力を学生や地域の人に広めることを目的とした学生団体です。Art Curatorial, Zine, Film, Web/Blog, Socials, そして Marketingの六つの分野に分かれて活動しています。活動は週一回、水曜日の全体会に加えてそれぞれの分野ごとで開催するイベントや会議があり、かなり忙しそうです。私はウェブサイトを作成した経緯がありそのスキルを活かしたいと思いWeb/Blogの分野に所属することにしました。メンバーの多くが映画学や美術学など美術に関係する専攻をとっていることから、新しい刺激が得られそうです。


まだ活動開始してから日が浅いことから、また次回以降もサークルについて書きたいと思います。 


図書館前の広場にて。コミケ...ではなく新歓です




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